救急機関員としての日々は、緊張と責任の連続。
それでも、共感できる「あるある」があるからこそ、同じ職に就く仲間たちと絆を感じることができます。
今回は、救急車の運転を担う機関員ならではの「あるある」をご紹介します。
1. 現場に着いた瞬間、ほっとする
サイレンを鳴らしながらの運転は神経をすり減らすもの。
特に緊急走行中は、周囲の車の動きや歩行者に常に注意を払わなければならない。
そうしたプレッシャーの中で現場に無事到着し、サイレンを消した瞬間の安堵感は機関員ならではのもの。
とはいえ、ここからが本番。
周囲の安全確認を怠らないことが重要。
2. 初めて搬送する病院だと不安になる
行き慣れた病院なら問題ないが、初めて搬送する病院の場合、入り口の位置や駐車スペースの有無、救急搬入口が分からず不安が募る。
事前に地図を確認していても、実際の道路状況は異なることがあり、到着してから「あれ?ここで合ってる?」と焦ることも。
3. 遠くの病院への搬送が決まると一気に緊張
通常の搬送よりも長距離を走ることになると、緊張感が高まる。
道中の渋滞状況や、燃料の残量、搬送中の患者の容態変化にも気を配らなければならない。
特に夜間や天候の悪い日は視界も悪く、細心の注意を払いながらの運転が求められる。
長距離搬送の際は、「この道で正しいのか」「もっと早く行くルートはないか」と頭の中で常にシミュレーションを繰り返す。
4. 自作の地図を頼りにしたら、コンビニなどの目印が消えている
機関員の多くは、独自の地図を作成している。
目印となる建物やランドマークを記載し、スムーズな運転を心がけるのだ。
しかし、いざその地図を頼りに走ると、「ここにあったコンビニ、なくなってる!」と驚くことも。
都市開発が進む地域では、最新情報を常にアップデートすることが重要。
5. 信号機の数が変わっていて焦る
「ここは信号2つ目で右折だったよな?」と記憶を頼りに進むと、いつの間にか信号の数が増えていてパニックに…。
特に新しく設置された信号機や交差点の改修が行われた場所では、以前と勝手が違い戸惑うことがある。
こうした変化に対応するためにも、日頃から管轄エリアの道路状況をチェックしておくことが大切だ。
6. 帰り道、突然の睡魔が襲ってくる
搬送後の帰り道は、往路のような緊張感がなくなる分、急に眠気が襲ってくることがある。
特に深夜勤務や長時間勤務が続いた後は、体力的にも限界が近く、まぶたが重くなることも。
無理をせず、適宜休憩を挟むことが安全運転のためには必要だ。
7. 救急車を運転中は、隊員全員の命を預かっていると実感
現場に向かう際や搬送中、ただでさえ緊張するが、同乗している隊員の安全も確保しなければならない。
緊急走行時には、交差点の進入や車線変更の際に特に神経を使う。
「隊員が安全に活動できるように」「患者をできるだけ安定した状態で搬送するために」と、さまざまなことを考えながら運転している。
8. 緊急走行中はアドレナリンが出る
サイレンを鳴らしての緊急走行は、常に集中を要する場面。
しかし、周囲の車の流れを読み、スムーズな走行ができた時の爽快感は、他の運転では味わえないものだ。
特に、周囲の車がスムーズに道を譲ってくれた時は、「ありがとう!」という気持ちとともに、さらに安全運転への意識が高まる。
9. 同乗者が「酔った」と言うと、自分の運転に自信をなくす
救急車は特殊車両のため、乗り心地が一般車両と比べて快適とは言えない。
しかし、同乗している隊員が「酔った…」と言い出すと、「そんなに運転荒かったか?」と不安になる。
スムーズな加減速を意識しつつ、緊急時にはやむを得ない場面もあるため、バランスが難しい。
10. 1件1件の運転で目標を決める
「今回はスムーズな右左折を意識しよう」
「交差点進入のタイミングを工夫しよう」など、毎回何かしらの目標を持って運転している。
経験を積むほどに、自分なりの工夫が増えていき、より安全でスムーズな運転ができるようになる。
日々の積み重ねが、機関員としてのスキルアップにつながる。
まとめ
救急機関員は、ただ運転するだけでなく、現場到着の正確さとスピード、安全な搬送をすべて求められる大変な仕事。
しかし、こうした「あるある」を共有することで、仲間意識も生まれ、モチベーションにもつながります。
あなたが共感した「あるある」はありましたか?ぜひ、同じ立場の仲間とシェアしてみてください!
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